乳癌検診について

「豊胸手術を受けると乳癌検診が受けれなくなる」
こんな話を聞いたことはありませんか?
乳癌検診は女性にとってとても大切な検査です。受けられなくなるとしたらとても大きな問題です。本当に受けられなくなってしまうのでしょうか?

乳癌検診についてのイメージイラスト

豊胸手術後の乳癌検診

豊胸手術をすると乳癌検診を受けれなくなるって本当ですか?

答えは「No」です。
豊胸手術をしても、乳癌検診は可能です。ただし、受けた手術法によっては制限や注意点があります。また検査機関によっては手術法問わず、豊胸手術を受けた方の乳癌検診を断っているところもあります。豊胸手術を受けたクリニックに問い合わせてみると、豊胸手術後でも乳癌検診が可能な検査機関を紹介してくれることがあるようですので、乳癌検診を受ける際の検査機関探しに困った場合は、一度クリニックに問い合わせてみると良いでしょう。

乳癌検診を受ける際の注意事項

まず、豊胸手術を受けた経験がある場合は、検診前に必ず「豊胸手術を受けた」旨を医師に伝えてください。最初に伝えておかないと誤診を招き、本来なら受けなくても良い生検などの検査を受けることになってしまう場合があります。

  • ■脂肪注入法

    乳癌検診の検診内容に制限はありませんが、脂肪注入法による豊胸手術を受けた旨を必ず医師に伝えてください。バスト内で注入した脂肪の石灰化が起きていた場合、誤診を招く場合があります。

  • ■プロテーゼ法

    マンモグラフィーによる検診はバッグが破損する可能性があるため、検診前に必ず医師に伝えてください。バッグがあると、圧迫が不十分になったり条件の良い体位で撮影できない可能性はあります。マンモグラフィーでの診断が難しい場合でも、エコーやMRIなど、他にも検査する方法はありますので心配ありません。

  • ■ヒアルロン酸注入法

    乳癌検診の検診内容に制限はありませんが、ヒアルロン酸注入法による豊胸手術を受けた旨を必ず医師に伝えてください。真っ黒なのう胞が多数あるように見えることがあり、誤診の原因となります。

  • ■ハイブリッド豊胸

    マンモグラフィーによる検診はバッグが破損する可能性があるため、また石灰化による誤診を防ぐためにも検診前に必ず医師に伝えてください。

  • ■献血豊胸(PRP/PPPジェル豊胸)

    乳癌検診の検診内容に制限はありませんが、しこりができてしまっている場合は診断に影響が出る可能性がありますので、検診前に必ず医師に伝えてください。

豊胸手術を受けた方は、「乳癌検診が受けられない」と思い込んでいたり、「手術したことを言うのが恥ずかしい」という理由で、乳癌検診を敬遠する傾向にあります。しかし、現在は豊胸手術も比較的ポピュラーな整形手術の一つなので、検査機関にとってはそれほど珍しいことではありません。
乳癌は早期に発見できれば治癒の可能性が高い癌です。豊胸手術をしていても乳癌検診はできますので、積極的に乳癌検診を受けましょう。